2.墨田区

7月下旬。墨田区へやってきました。

祖母家(千葉)よりレンタル自転車で約1時間ほど、そびえ立つヤツ。
スカイツリーのお膝元の区という程度の認知だったが、想像以上にどこからでも見える。しかもずっと光ってる。ここまで大きいと逆に人間がやってる感が薄くなっている気がする。山とか海とかそういう類のスケール感を感じる。

 

うっすらと水の音が聞こえるのを頼りにふらふらと歩いてみる。隅田川かもしれない。

老舗の銭湯がお風呂を掃除する音だった。朝しか聞けない音だ!と思って興奮し、つい路地裏で聞き入ってしまった。 カポーンと桶が鳴り、夏の異常な熱・湿気を心地よくさせる。サウナ気分だ。 (朝でも全然暑いです)

路地から出ると思ったよりスカイツリーが近く、引くほどデカい。ビビる。
さっきは自然味を感じていたのにここから見上げるとスターウォーズデス・スターの様な無機質さに圧倒された。 「こちとら観光気分じゃなく、散歩をしに来ているのさ...」と無駄にレジスタンスな気分で隅田を歩く。

 

今回は曳舟駅の近くから歩き始めた。曳舟って地名カッコいいな... 墨田区曳舟 ここに住んでいるだけで自動的に水属性の技を習得できそう。

ファミマですら水属性だ。

テクテクと歩いていたら遭遇した手押し車の像。笑った。調べてみるとベンチらしく、座ってもいいらしい。しかしこの時は工事をしていたため座ることはできなかった。手押し車ベンチ、おしりに座るか?背中に座るか?

程なくして墨田区役所へ到着。曲面になっているとこが青い硝子なの、墨田区への解像度が非常に高い。町にマッチしていてカッコいい役所だ。街ingメーカーってゲーム有ったな。(思い出し)

すぐ裏手には隅田川が広がっている。スーパー堤防が何かは分からないけど、なんか守ってくれそうな気概は感じる。 親水性...?親水性も分からない。水に対してフレンドリーって事か?堤防だったら水に対しては厳しくNOを突き付けた方が良いんじゃなのか。町には不思議が溢れている。

橋を隔ててこちら側にはまだオレンジ色の日の光は届いていない。水の雄大さ、かっこいいです。

特にこれ、このフェンスがとてもかっこいい!このフェンスが自分の家の前に合ってもこんなに良く見えないはず。隅田川のフェンスをこれにしようって決めた人のお給料がめっちゃ上がっていることを祈る。 

ねこもいた。

そして近くにはみたことある奴!全体図で有名なので、下から見るとこんなデカいしせり出てる感じなのかと驚く。

Officeのソフトみたいになっているビルたち。

隅田川を越えると台東区に入ってしまうため、方向を変えてまたフラフラとする。

街の祈りだ。誘導の音に厄除けのバフが掛かる。

だんだんと空が明るくなってくる。住宅街にもこういう看板が度々置かれていた。

明るくなるとまた表情が変わる。マットな鉄の質感がマニアにはたまらない。多分。

「水都」の名がよく似合う町だった。散歩におすすめ墨田区。また来ます。