4.世田谷区

7月下旬。世田谷区にやってきました。

1世代目のベイブレードみたいでかっこいい区のロゴを保持している世田谷区。横浜からは自転車で約2時間ほど。

残念ながら、2023年夏~SUMMER~の世田谷区役所は改装工事中。これはこれで、今しか見られない景色なので良しとした。でもやっぱちょっとだけ寂しいので、壁に世田谷区役所の絵とか描いてくれたらもっといいと思う。 ディズニーランドのシンデレラ城が工事してる時みたいに。

10月ごろには出来上がるみたいだ、立派なホールも建つ。誰もいない工事現場の壁を朝4時過ぎにじっくりと見ていると 「マリオ64みたいに吸い込まれて新区役所に行ってしまったらどうしよう...」 と思ったのでそそくさと散歩に移行した。

とか言いつつ、もうちょっと区役所周りの写真が続く。これはモザイクアート的な奴?

バリバリの公的書類だった。

柱には何故か男子棒高跳びの記録が貼られている。朝に見上げる6メートルのシルエットは、普通この時間に感じることのない動的エネルギーに満ち溢れていた。

この柱も工事で無くなってしまうのだろうか。どうせなら綺麗になったホールに貼ってあげて欲しい。

歩きに行こう。

世田谷区役所の周りは何となく角ばっていて、テイストの似た建物が多い。調べてみると国士舘大学のキャンパスみたいだ。

松陰神社の方のメインストリートはナイター中の球場くらい明るい。さっきの写真ではほんのり青かった空も真っ暗に見えるほど。

この時間でもちらほらと散歩をしている人を世田谷区では見かけた。故に、このような大通りは明るくしていることが多いのだろう、生活...

 

【なんかいい街あるある】

コンビニのドアが、手で開けるタイプ。

 

世田谷区も漏れなくそうでした。

三軒茶屋から下高井戸までをつなぐローカル線、東急世田谷線。この時間はまだ走ってないけど、2両だけのかわいらしい電車。

商店街のお店の脇に置いてあったクーラーボックスとか。デカいレットブルの置物に空見した。

この辺は世田谷代官のお膝元らしい。そう言われると、広い道や低めに揃った建物、どことなく城下街っぽい。

もちろん東京だし超都会なのだけど、どこか遠い観光地を歩いてるような気分になった。観光2日目で行く、寂れてるけどまだ現役なお土産屋さんがある街、アレの感じ。適当なストラップを買いたい!世田谷区ストラップの情報をお待ちしています。

これとか完全にもう。

 

老夫婦の横をレンタル自転車を押した若い男女が歩いていく。自分みたいな余所者とは違う、この地に根差した生活を感じた 生活ミックスジュース 濃い。

男の子の方が「腹を打つ競技だから固形物は食べないようにしている」と話しているのを盗み聞きした。そんなにストイックな人でも朝に散歩をするんだな...

より奥まった住宅街の方へ。どの建物も等身大にセンスが良い。この町に住んでいたら自動的にシティボーイになれる。ウッドデッキ(!)がある家が妙に多い。ウッドデッキて。おしゃれすぎてうまく飲み込めず、思わず空を見上げた。

世田谷の空。

最近増えてきた、こういう感じの冷凍自販機でさえも...

なんと自家製イタリアンだ。雪の降る町みたいにチョコレート・テリーヌと書いてある。もちろんお店は開いていない時間だが、自販機は24時間やっている。これなら朝方にワインを嗜みたくなっても安心だ。 ソーセージを買って帰ろうかと思ったが、帰路の長さを考えてやめておいた。

始めてスーパーに遭遇。世田谷区のスーパーがサミットなの、すごい納得感というか解釈一致という感じがした。

そして再び世田谷区役所へ。明るくなってから見るとさっき見たときより全然デカく感じる!!  やはり町は時間によって表情を変えてくる。実におもしろい... 町博士になりたい。世田谷区、また来ます。

 

 

 

〈おまけのコーナー〉

 

アマビエ様!?

 

 

アマビエ様みたいな土嚢でした